2013年9月12日木曜日

【リアルタイム報告の終了と19日からの「まとめ」編予告】

9月1日から6日までの惨劇の時期(まさに桜井誠の言う「殺戮期」)を経て、当ブログは、その虐殺を隠ぺいするために12日未明に行われた王希天の殺害までたどり着きました。

90年前の今頃になると、状況はだいぶ落ち着いてきています。とはいうものの、今日から4日後の9月16日夜には、アナキストの大杉栄、伊藤野枝、そして6歳の甥、橘宗一の3人が甘粕大尉らによって殺害されることになります。これもまた、王希天の殺害と同様、軍組織が手を下した事件ですが、当ブログが追いかけてきた朝鮮人、中国人虐殺とはテーマが離れるので、私たちはそちらに進まずに、別の方向に行こうと思います。

私たちはここで、90年前の今日の今をリアルタイムに伝える報告をいったん終了します。

そして、1週間の休憩をはさんで、19日から掲載を再開。9月前半のような、時間軸に沿って進む報告ではなく、ひとつのテーマや、日時を特定できない出来事などをとりあげる、いわば「まとめ」編に進みます。

ランダムに予告しておけば、習志野収容所は安全だったのか、朝鮮人虐殺から得るべき教訓、朝鮮人を守った庶民をどう見るか、千田是也の経験、国家責任の問題、追悼と慰霊の系譜…などをとりあげる考えです。

そして、当初の予告どおり、9月末には最終的な更新を終えます。
ここまで、90年前の重苦しい時間を共に見てきた皆さん、ありがとうございました。
今しばらく、お付き合いいただければと思います。